Iwate Prefectural Miyako Hospital岩手県立宮古病院HOME

院長あいさつ

令和7年4月に岩手県立宮古病院の院長に就任しました。

 これまで35年間、岩手県内各地で地域医療に従事してきましたが、大きな役割を課せられた地域で唯一の総合病院の運営に責任を持つ立場となり、あらためて身の引き締まる思いでおります。微力ながらも、役割を全うすべく尽力してまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 宮古圏域で唯一の総合病院である宮古病院は、救急医療をはじめとして、がん診療、心臓脳血管疾患診療、周産期小児医療などを含め地域の急性期医療で重要な役割を担っています。感染症についても地域の拠点病院として周囲の施設と連携し、新型コロナ感染症対策でもこれまで大きな役割を担ってきました。医師数や診療科数、経年劣化している設備など、不十分な点もありますが、病院職員は多忙な業務に献身的に従事して地域の医療を支えてくれています。病院管理者としては職員が働きがいのある、より働きやすい環境を整備していくことが重要な役割であると考えています。

 

 宮古二次医療圏は宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村の四市町村からなる約66000人(令和7年3月)の人口と、約2100㎢と、大阪府、香川県よりも広い面積を抱えています。高齢化が急速に進んでおり、当院で治療する患者さんも高齢者が大きな比重を占めており、当院に課せられた役割は今後も益々大きくなっていくと考えています。

 復興道路の整備が進み、圏域内そして盛岡方面、沿岸の他の地域へのアクセスが大きく改善しているのは、救急での患者搬送などにも大きな利点となっていますが、その要となる当院の体制はまだまだ不十分です。

 地域の皆様、関係者の皆様と連携し、ご支援をいただきながら、病院の運営に取り組んでいきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和7年4月

 岩手県立宮古病院 院長 佐藤 一

 


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