平成29年度 岩手県立宮古病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 206 71 138 172 178 364 753 1127 1125 390
◆当院は宮古医療圏の中核病院として幅広い年齢層の患者さんを診療しています。
◆高齢化の影響もあり、60歳以上の患者さんの割合が高く、全体の75%を占めており、経年的に年齢階級別の分布に大きな変化は見られません。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 27 4.41 3.59 3.70 72.59
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 16.50 14.60 12.50 73.42
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 22 15.27 11.99 0.00 72.64
0400801499x003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア3 19 17.68 16.97 42.11 87.74
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 14 25.93 15.12 14.29 86.79
◆呼吸器科では、肺の炎症性疾患、肺癌等を中心に診療しています。
◆上位3症例は肺癌等での入院症例で、経気管肺生検法目的の入院が最も多く、3番目の症例は化学療法を実施した症例で、4番目、5番目の症例は75歳以上の市中肺炎の症例で、重症度により分類が分かれており、平均年齢が高いほど在院日数が長くなる傾向がみられます。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 68 13.25 10.61 8.82 76.34
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 14.55 10.71 6.90 71.17
060335xx99x00x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 27 13.37 10.91 11.11 70.00
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 14.62 11.50 4.76 62.67
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 19 8.26 8.73 0.00 73.84
◆消化器内科では、食道や胃、小腸、大腸の消化管疾患(炎症性疾患、悪性腫瘍など)や肝・胆・膵疾患(肝炎、胆嚢炎、膵臓炎、悪性腫瘍など)の診療を行っています。
◆1番目の症例は総胆管結石等に対して結石の除去術を行った症例、2番目は出血性の胃・十二指腸潰瘍に対して止血手術を行った症例、3番目は胆のう炎、胆のう水腫の入院症例、4番目は急性膵炎の入院症例、5番目の症例は、早期の胃癌に対して内視鏡による粘膜切除術を行った症例です。
◆全国平均と比べて、3日ほど在院日数が長くなっています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 163 18.74 17.71 18.40 85.12
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 103 3.29 3.03 0.97 67.08
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 3.40 4.62 0.00 69.85
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 10.64 12.72 4.00 65.80
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 10.61 11.21 4.35 80.65
◆循環器科では、虚血性心疾患(狭心症、急性心筋梗塞)に対する心臓カテーテル治療、徐脈性不整脈に対する人工ペースメーカー移植術などを行っています。
◆最も多い症例は心不全の治療入院の症例で、2・3番目は狭心症に対する心臓カテーテル検査や心臓カテーテル治療を行った症例、4番目は急性心筋梗塞での入院で経皮的冠動脈ステント留置術や冠動脈血栓の吸引術を行った症例、5番目は房室ブロックや洞不全症候群等に対するペースメーカー治療を行った症例です。
◆全国平均と比べると、心不全の治療入院症例に関しては1日長く、それ以外の症例は、概ね同じか1日ほど短くなっています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 61 4.52 5.94 0.00 2.49
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 28 3.46 5.50 0.00 4.79
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 28 3.79 3.91 3.57 2.82
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 4.38 6.32 0.00 3.62
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 6.32 - -
◆小児科での症例では気管支炎の入院症例が最も多く、小児科全体の3割ほどを占めています。続いて、ウイルス性腸炎、熱性けいれん、喘息、てんかんの症例となっています。
◆宮古、下閉伊地域の小児医療の中核病院として、ほとんどの症例が転院することなく当院で治療が完結しており、平均在院日数も全国と比べやや短くなっています。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 21.71 15.61 0.00 76.68
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 9.00 7.40 0.00 53.88
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 19 11.68 8.98 5.26 71.05
060035xx99x00x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 18 18.89 7.21 0.00 78.61
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 14 10.64 9.88 0.00 44.93
◆外科では、消化器疾患を中心に、甲状腺、乳腺、鼠径ヘルニアなどの手術治療のほか、一般的な体表の外傷や胸部・腹部の外傷の診療も行っています。また、
消化器がん、乳がんなどの手術治療や化学療法、放射線療法、緩和ケアなどにも関わっています。
◆最も多い症例は結腸悪性腫瘍に対して結腸切除術(腹腔鏡での手術含む)を行った症例で、2番目は胆のう炎等に対して腹腔鏡下で胆のう摘出を行った症例、3番目は腸閉塞での入院症例、4番目は結腸の悪性腫瘍での入院症例、急性虫垂炎で入院し虫垂切除を行った症例となっています。
◆在院日数にばらつきがみられる症例もあり、全体的に全国平均と比べて在院日数が長くなっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 83 3.47 5.21 0.00 67.98
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 68 27.18 27.09 69.12 84.43
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり 26 6.69 9.46 3.85 47.81
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 21 16.71 19.94 23.81 71.29
160850xx97xx0x 足関節・足部の骨折、脱臼 その他の手術あり 副傷病なし 18 6.06 9.49 0.00 50.22
◆整形外科では、骨折等の外傷による症例が整形外科全体の約9割ほどを占めています。上位5症例のうち3番目のアキレス腱断裂に対して手術を行った症例以外は骨折の症例となっています。
◆1番目、3番目、5番目の症例はいずれも予定入院の症例ですが、いずれも全国平均より2~3日ほど短い在院日数となっています。
◆2番目の大腿骨頸部の骨折の症例は、高齢の患者さんの転倒によるケースが多く、手術後のリハビリが必要となるため、在院日数が長くなる傾向にあります。また、継続してリハビリを続けられるよう、地域の医療機関との連携を積極的に行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 5.60 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし - - 4.86 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし - - 4.14 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 8.50 - -
100071xx97x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病あり85歳未満 - - 24.39 - -
◆形成外科での入院は手術目的での入院が約8割を占めており、最も多いのは鼻骨骨折に対して整復術を行った症例で、2番目、3番目の症例は皮下腫瘍や脂肪腫等の摘出術を行った症例、4番目は皮膚の悪性腫瘍の摘出術を行った症例、5番目は糖尿病によって壊死した部位の切除等を行った症例です。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 44 31.48 19.10 59.09 70.86
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 6.76 6.32 9.52 52.62
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 20 16.05 16.38 25.00 74.20
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 18 22.28 16.51 44.44 69.50
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 12.47 11.75 5.88 79.82
◆脳神経外科の症例は、非外傷性の脳出血の症例が最も多く、2番目はてんかんによる入院症例、3番目、4番目は発症後3日以内の脳梗塞での入院症例で、脳保護剤の使用した症例が3番目、使用しなかった症例が4番目となっています。5番目の症例は慢性硬膜下血腫に対して穿頭(頭蓋骨に小さな穴をあける)により血腫の除去を行った症例となります。
◆脳梗塞の症例は、発症時期や重症度によって細かく分類が分かれており、当院での症例は、発症後3日以内に治療を開始する症例が約9割を占めています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 69 10.52 9.75 0.00 32.00
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 35 21.40 20.41 17.14 28.89
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 24 10.08 9.67 0.00 31.21
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 20 4.45 4.98 0.00 73.35
120140xxxxxxxx 流産 19 2.32 2.43 0.00 32.26
◆産婦人科では、骨盤位に対する帝王切開術を行った症例が最も多く、2番目は早産、切迫早産の症例、3番目は胎児除脈、軟産道強靭症等により帝王切開を行った症例、4番目は子宮がんに対する化学療法を行った症例、5番目は稽留流産、自然流産の症例です。
◆在院日数は全国平均と比べほぼ同程度となっています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 32 17.03 16.51 34.38 72.00
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 17 20.41 18.64 41.18 81.82
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 17 6.88 5.15 0.00 70.88
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15 17.93 16.33 46.67 74.60
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 24.54 16.38 46.15 70.54
◆神経内科の症例は3番目の末梢性めまいによる入院症例を除き、脳梗塞の症例となっており、発症時期や重症度、実施した治療内容によって細かく分類が分かれていますが、発症後3日以内に治療を開始する症例が約9割を占めています。
◆高齢の患者が多く、リハビリが必要となるため、地域の医療機関、リハビリ施設との連携を図っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 48 17.96 12.34 10.42 80.40
110200xx99xxxx 前立腺肥大症等 手術なし 28 16.04 6.18 3.57 77.75
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 23 6.91 7.31 0.00 74.91
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 18 10.83 8.94 5.56 72.00
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 12.60 8.50 0.00 70.93
◆泌尿器科では、腎臓・膀胱・前立腺などの尿路生殖器系の疾患や、腎不全に対する透析療法(血液透析、腹膜透析)を中心とした腎疾患を対象として診療を行っています。
◆最も多い症例は腎盂腎炎による入院症例で、2番目は前立腺肥大症による入院症例、3番目は膀胱癌に対する経尿道的に腫瘍の切除術を行った症例、4番目は細菌による前立腺や精巣の炎症での入院症例、5番目は人工透析のための内シャント設置術を行った症例となっております。

※前立腺針生検法による前立腺がんの検査入院は集計対象外のため計上されておりません。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 27 13.41 12.34 22.22 79.93
0400801499x003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア3 10 14.50 16.97 10.00 89.60
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 7.70 6.32 0.00 49.20
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 10 18.70 19.01 20.00 76.50
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし - - 6.03 - -
◆総合診療科では、肺炎や腎盂腎炎、その他さまざまな症状の患者さんの診療にあたっています。
◆最も多い症例は、急性腎盂腎炎での入院症例で、次いで75歳以上の市中肺炎、喘息、敗血症、ウイルス感染による肺炎での入院症例となっています。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - 18 53 13 1 7
大腸癌 - 12 35 31 84 - 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 - - 18 37 40 - 1 7
肝癌 - - - - 22 - 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
◆5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の患者数を初発のUICC病期分類及び再発に分けて集計しています。
◆当院では大腸癌が最も多く、次いで肺癌、胃癌となっており、ステージ3または4が多い傾向にあります。
※患者数は延べ患者数です。
※初発とは、診断・診療と初回治療、または初回治療を実施した場合の入院を指します。
※再発とは、初回治療後の継続治療や、治癒、寛解後に再発、再燃または新たな転移があった場合の入院を指します。
※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 85 15.22 81.44
重症 47 20.70 87.02
超重症 37 26.54 86.46
不明 - - -
◆普段の生活の中で肺炎を発症した成人の患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
◆重症度が高くなるほど平均在院日数が長くなり、高齢の患者さんが多くなっていることがわかります。
※重症度の判定はA-DROPスコアを用いています。
  Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
  Dehydration(脱水):BUN 21mg/dL以上または脱水あり
  Respiration:SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
  Orientation(意識障害):意識障害あり
  Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90 mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点
 軽傷  :0点
 中等症 :1~2点
 重症  :3点
 超重症 :4~5点
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 205 24.33 76.85 39.83
その他 31 24.39 70.58 6.36
◆脳梗塞の患者さんについて発症日から3日以内とそれ以外で集計したものです。
◆当院では、約9割の患者さんが発症から3日以内に治療を開始できている状況です。
◆急性期の治療後は専門的なリハビリが継続して受けられるよう、地域の医療機関と連携を図っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 189 0.32 1.31 0.00 68.89
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 33 1.39 9.64 9.09 77.33
K654 内視鏡的消化管止血術 32 3.09 13.50 9.38 71.88
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 23 1.65 11.74 13.04 77.13
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 21 0.48 1.57 4.76 70.38
◆消化器科では、大腸ポリープの切除術が最も多く、1番目が長径2cm未満のもの、5番目が長径2cm以上の大きさのものに対する手術となります。主に予定入院で1泊2日で行っています。2番目の内視鏡的胆道ステント留置術では、胆管が閉鎖している部分に、ステントを埋め込み胆道ドレナージを行う手術です。切除不能と診断された悪性の胆道閉塞等に非常に有効な手術です。3番目は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍等による消化管の出血部を内視鏡により止血する手術です。4番目は、総胆管結石の除去や総胆管の減圧・ドレナージのため、乳頭を切開し様々な処置具を内視鏡から挿入し行う手術です。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 54 1.89 4.00 5.56 67.69
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 24 2.88 9.42 4.17 80.54
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 20 0.00 13.15 5.00 67.55
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 15 0.07 10.80 20.00 66.80
K596 体外ペースメーキング術 - - - - -
◆循環器科では狭心症、心筋梗塞等に対する手術が最も多く、1番目、3番目、4番目の経皮的冠動脈ステント留置術は、狭くなった冠動脈を血管の内側から拡げるために下肢の大腿動脈または上肢の橈骨動脈や上腕動脈からカテーテルを挿入し、冠動脈の狭窄部へステントを挿入する手術です。2番目にペースメーカー移植術を多く施行しています。5番目は、主に2番目にあがっているペースメーカー移植術実施に伴い行う手術です。心臓手術後の心拍の維持や、ペースメーカー移植前の処置、ジェネレーター交換のつなぎ等により施行します。

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外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 56 1.25 4.27 0.00 68.14
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 29 1.66 6.10 0.00 55.31
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 25 8.96 19.40 0.00 76.40
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 17 6.59 13.24 0.00 75.94
K7161 小腸切除術(悪性腫瘍手術以外の切除術) 15 5.27 18.73 6.67 78.60
◆外科では鼠径ヘルニアに対する根治術が最も多く、予定入院では5日ほどの入院となっています。次いで胆のう結石症や胆石性胆のう炎等の疾患に対して腹腔鏡を用いて胆のうを摘出する手術、3番目は結腸の悪性腫瘍に対する切除術、4番目は上行結腸癌やS状結腸癌に対して腹腔鏡下での切除術、5番目は腸閉塞に対する小腸の切除術となっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 76 1.58 4.17 1.32 67.03
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 69 4.90 19.42 57.97 82.64
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 45 1.00 1.04 0.00 59.93
K037-2 アキレス腱断裂手術 23 1.26 4.96 4.35 48.43
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 16 2.69 4.94 6.25 60.94
◆1、2、5番目の手術は、部位は異なりますがいずれも骨折に対して観血的(皮膚の切開を伴う)に整復を行う手術になります。特に前腕や大腿骨頸部、鎖骨の骨折が多くなっています。3番目は骨折の手術で固定に用いたプレートやスクリューを抜去する手術、4番目はアキレス腱断裂の整復術となっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K333 鼻骨骨折整復固定術 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0842 四肢切断術(上腕,前腕,手,大腿,下腿,足) - - - - -
◆形成外科では鼻骨骨折の整復術が最も多く、2・3番目は皮下腫瘍や脂肪腫の摘出術、4番目は皮膚癌の切除術、5番目は糖尿病足病変等によって壊死した部分の切断術となっています。

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脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 20 1.95 14.70 10.00 81.45
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
◆脳神経外科では最も多いのは、慢性硬膜下血腫に対して穿孔して血腫を除去する手術で、2番目は緊急的に脳室にチューブを挿入し、脳内出血や急性水頭症等で頭蓋内に溜まった血腫や髄液を体外へ排出する手術、3番目は脳動脈瘤の根本を金属製のクリップで挟み込む手術、4番目は脳内出血に対して開頭を行い血腫を除去する手術、5番目は水頭症に対して脳室から腹腔内へチューブを通す手術となります。

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産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 62 3.53 7.95 0.00 31.84
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 42 2.10 8.07 0.00 31.29
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 17 0.00 1.35 0.00 32.06
K877 子宮全摘術 15 1.13 8.07 0.00 49.33
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 12 1.00 4.25 0.00 36.33
◆産婦人科で1番目、2番目に多い手術は帝王切開術で、選択、緊急合わせて産婦人科手術の約6割を占めています。3番目は妊娠11週までの流産手術、4番目は子宮筋腫等に対しての子宮全摘術、5番目は卵巣腫瘍に対して腹腔鏡による卵巣、卵管の摘出する手術です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 28 0.39 13.64 42.86 72.57
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 28 2.21 6.89 3.57 74.25
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 27 6.85 21.44 3.70 71.37
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -
K800-2 経尿道的電気凝固術 - - - - -
◆泌尿器科で最も多い手術は、狭窄または閉塞した尿管の改善のためにステントと呼ばれる筒状の器具を挿入する手術で、2番目は膀胱癌に対して行われる経尿道的切除術、3番目は、慢性腎不全に対して透析を行うのに必要なシャント(動脈と静脈を繋ぎ合わせた特殊な血液回路)を増設する術、4番目は腎膿瘍等に対して尿を体外へ直接排出するカテーテルを挿入する手術、5番目は膀胱癌等に対して尿道より膀胱鏡を挿入し, 電気メスで出血部位を凝固止血する手術です。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 16 0.35
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 20 0.44
異なる - -
◆この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなり得ないものの少しでも改善すべき感染症等についての症例数と発症率を集計したものです。
◆手術、処置の合併症は、どのような術式でもどのような患者さんでも、一定の確率で起こり得ます。当院の症例は、透析シャント閉塞や尿道カテーテルからの感染、手術後の創部感染によるものです。

※症例数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
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