岩手県立宮古病院

岩手県立宮古病院-医療機関の方へ

地域医療福祉連携室のご案内

理念

宮古病院・地域の医療機関・福祉施設等の連携を強化し、地域医療の充実を目指す。

役割

  1. 紹介患者様のスムーズな診療による患者サービスの向上
  2. 紹介元医療機関へ迅速なご返事・ご報告の送付と逆紹介の推進による医療機関との連携の強化
  3. 紹介率・逆紹介率のデータ管理
  4. 退院支援と退院調整の関わりを通して、患者様が安心して退院後の生活を過ごすことができるように関わる。
  5. 地域連携パスの運用と統計
  6. 医療福祉相談窓口
  7. がん相談支援窓口

患者紹介方法等については「患者紹介について」をご覧ください。

地域医療福祉連携室広報誌

地域医療福祉連携室広報誌「Baton」を発刊しております。

住民の皆さま向けリーフレット「Baton For You」を発刊しております。

宮古病院心不全減らし隊プロジェクトの取り組みについて

 宮古病院では2015年より心不全減らし隊プロジェクトが開始となり、住民啓発のための住民講座の開催や地域の施設に出向いて勉強会の開催などの活動を行ってきました。(現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、地域での活動については感染状況を確認しながら慎重に判断しています。)現在、循環器科医師、看護師、MSW、管理栄養士、薬剤師、理学療法士のメンバーで活動しています。活動を進める中で心不全に対する理解も徐々に深まり、心不全手帳を活用して自己管理できている方もいます。心不全増悪での再入院率は低下傾向にありますが、心不全増悪で再入院を繰り返す方はまだいるのが現状です。再入院の要因としては、独居、高齢、内服薬が多いこと、服薬コンプライアンス不良、オーバーワークなどがあげられます。

 宮古地域でも今後さらに高齢者の独居や老老介護の世帯の増加が示唆され、自己管理が困難で社会的なサポートが必要な方も多くなると考えられます。宮古圏域でも地域全体で今まで以上に連携を強めながら、患者や家族を支援していくことが必要です。病気だけではなく患者さんの全体像を捉えながら、患者自身が住み慣れた地域でその人らしく生活をを継続できるようにするにはどのように関わっていけばよいか、地域の皆さんと共に考えながら今後も活動していきたいと思います。その中で、心不全手帳を共通のツールとして活用して頂き、地域の関係職種全体で情報を共有しながら、早めに状態悪化に気付き早期受診につながり、再入院を防いでいきたいと考えています。

 令和3年度よりホームページから心不全手帳をダウンロードして頂くことも可能ですので、是非ご活用ください。よろしくお願いします。

心不全手帳 

                                                     連絡先

岩手県立宮古病院地域医療福祉連携室 斎藤

Tel:0193-62-4011 (内線 5217)